イタリアの女性医師マリア・モンテソーリーが、1900年代初頭のローマーで劣悪な環境にいた障害児の治療法をきっかけに子どもの中心の教育法を確立した。モンテッソーリ はローマのスラム街に開設した保育施設「子どもの家」と名付け3〜6歳の子どもの教育が行われました。
モンテッソーリ教育では
0〜6歳の敏感期を知れば子どもの理解が深まるとしています。
敏感期とは子どもが何かに強く興味を持ち、集中して同じ事を繰り返す特定の期間のことを示します。
年齢ごとの敏感期について、我が子が興味を持ちそうな環境=教具を準備してあげる。
その課題をこなしていくことで、「1人でできた」「自己肯定感の芽生え」が出てくる大切な瞬間なのです。
この本は年齢ごとにその課題(ホームメード教材)が自宅で作れる紹介をしています。
我が家もこの本の中の
「ハートバック(フェルト)」
を作ってみました。
そちらをご紹介していきます!
4歳〜「ハートバック(フェルト)」
▶︎敏感期 運動(通す・編む)・感覚の敏感期
必要なもの
・2種類の色フェルト(画用紙でもOK)
作り方
1,フェルトを以下の画像の様に長さを図り、切り込みを入れていく。
2, 角を丸くカットする
出来たら半分に折って、編んでいきます。
大人でも、色を交互に出して編んでいくのはちょっと難しく感じました。
モンテッソーリ 教育を受けてきた著名人としては、
アメリカ元大統領バラク・オバマや GAFAMを牽引するGoogle共同創業者セルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ、Amazon.comの創立者であるジェフ・ベゾス、などがあげられます。
また、日本では藤井聡太棋士がモンテッソーリ 教育を受けてきたと言われています。
このハートバックは藤井棋士がモンテッソーリ 園で100個以上作ったという逸話が有名になったそうです。
フェルトで作ったハートバックは分解してなんども作ることができるので、
それを繰り返していくうちに仕組みが理解でき、
手が勝手に動く段階までになります。
スピードと正確性が増すことで自己肯定感が高まります。
大人でも集中力を使い、できるまで一所懸命になってしまいます。
子どももハマれば、ずっとこの課題をやっていそうですね。
色々な色を組み合わせて作ってみたりするのも、
色の感覚など色彩感覚も養われて良いのではと思いました。