私の父が秋田の阿仁合という場所の出身です。
今回父の生家を譲渡することになり、最後に家族みんなでお別れと秋田旅行をしました。
父にとっては高校生まで過ごした家、私にとっては小さい頃から高校生くらいまで、
夏を祖母と従兄弟たちと過ごした楽しい思い出のある家でした。
今回は父母と主人、子どもを連れて5人での家族旅行をしました。
初めての新幹線こまち
新幹線は大宮駅から7:57分発のこまち5号に乗っていきました。
こまち5号ははやぶさと連結で行きます。盛岡駅で連結は切り離されて、
こまちは秋田方面へはやぶさは青森方面へと向かいます。
やはり、子どもは新幹線に乗れるとなるとテンションが上がります。
ちょうど出かけた時期がJR東日本でキャンペーンをやっていて、
平日1万円で新幹線も乗り放題「キュン♥パス」で車内は満席で混んでいました。
角館には10時39分に到着して、日に約10本ほどしか運行していない、
秋田内陸縦貫鉄道に乗って阿仁合駅に行きました。
角館ー前田温泉はワンデーパスがお得です。
阿仁合にはホテルがないので、夜は角館の駅前(駅直結)のホテル「ホテルフォルクローロ」
に泊まる予定でしたので、2,000円のワンデーパスを購入しました。
未就学児は無料でした。
秋田内陸縦貫鉄道は1車両でお客さんは10人くらいを乗せて出発しました。
車内では観光案内の乗務員さんが乗車していて、トンネルや雪景色を進みながら案内をして
くれます。
また、車内販売も行っており、お弁当やりんごジュースも売っていました。
その瓶のりんごジュースはとても美味しくて、子どもに2瓶買いました。
角館から阿仁合駅まで約1時間の旅ですが、
子どもは車掌さんの近くの先頭の窓から見る線路と雪景色をずっと見ていました。
阿仁合駅に着くと何だか故郷に帰ってきたようで、また人も温かくて落ち着きます。
駅はとても綺麗になっていて、2階のフリースペースでは待ち合わせやご飯を食べたり
できるスペースになっています。
叔父さんが買ってきてくれた、
秋田名物のお弁当「花善」の鶏飯弁当を食べました。
角館の武家屋敷を散策
1泊目の宿泊は駅徒歩20秒ほどに隣接する「フォルクローロ角館」に泊まりました。
夕食付きにしたので、夕食は秋田名物「お狩場焼き」が出てきました。
地産の鶏に味噌付けのお味でとても美味しかったです。
駅の右手側には観光案内所もあります。
そこで武家屋敷のパンフレットなどがもらえます。
館内では推し雛が飾られていました。
出版社で有名な新潮社の創設者である佐藤義亮は実は角館出身なのです。
角館駅から近くに新潮社記念文化館があります。
川端康成の代表作「雪国」の出版が新潮文庫で第1号だったようです。
それにちなんでオブジェがありました。
さて、武家屋敷ですが、こちらの地図を頼りに石黒家まで歩きました。
訪れたのが3月中旬だった為、外は寒く雪が散らついてきました。
桜の咲く時期に訪れると枝垂れ桜が見れてまた、景色が違ったかと思います。
武家屋敷地図下部に位置する安藤味噌醤油醸造元では、
とても立派なお雛様を飾られていました。
店内は歴史ある建物で中まで見学することができます。
店内にある蔵の中でもたくさんのお雛様が飾られていて、見応えがありました。
田沢湖を観光
2日目は田沢湖へ移動して、「田沢湖レイクリゾート」に宿泊しました。
田沢湖レイクリゾートホテルは田沢湖駅から事前連絡で駅まで迎えにきて頂けました。
到着したら、ホテル裏の敷地の山で早速ソリ遊びです。
ソリ道具や雪で遊ぶバケツや雪玉を作れる道具などはホテルに完備してあります。
大人は体がどんどん冷え切ってきても、子どもにとってはこんな雪は初めてで、
もっと遊びたい。と中々館内に入ってくれませんでした。
翌日は、田沢湖観光へ行きました。
こんな寒くて雪降る中、田沢湖を観光する人がいるのかしらと父母は言ってましたが、
そんなことはなく、田沢湖を1周観光するバスはほぼ満員でした。
田沢湖一周線の観光バスは羽後交通から確認できます。
https://ugokotsu.co.jp/wp-content/jikoku/latest/tazawa2024.pdf
※令和6年4月1日改訂の時刻表です。
(最新情報は事前にご確認ください)
約1時間をかけて田沢湖を1周するのですが、
観光地として皆降るのは、たつこ像前と御座石神社前で降りて写真などを撮りました。
少し寒そうな辰子姫像。
4月下旬から11月上旬までの間でしたら、田沢湖の遊覧船が運行をしていて、
乗れます。
訪れる時期によって、色々な景色が見れるかと思います。
無事、田沢湖駅に戻ってきて帰りの新幹線までは3時間くらい時間がありました。
駅前のお食事所できりたんぽうどんを頂きました。
バスで一緒だった方々も続々とお店に入ってきました。
時間があったので、駅前などは人も少なく遊べるスペースはないのですが、
雪がどんどん降り積もり、子どもは雪だるまを作ったり、雪合戦をしたりして、
雪遊びを楽しんでいました。
まとめ
3月中旬の秋田へ行くなら、マストで雪靴が必要です。
私たちは事前にスノーブーツを購入しました。
子どもにはスノーブーツと防水用の手袋、かっぱも持参で行きました。
そして、雪遊びを色んな所でするとすぐ濡れますので、着替えは多めにに靴下も多めに
持っていくことをお勧めします。
また、大人の防寒もしっかりとして行きました。
購入したスノーブーツと中はヒートテックとダウンの防寒装備で行きました。
新幹線内はとても暖かく、脱ぎ着できる服装がいいと思いました。
子どもはスノーブーツを履いていき、帰りは新幹線内で持参した靴に
履き替えました。子どもの荷物はかさばりますが、予備などを含め多めに
持っていって正解でした。
また、子どもは秋田なまはげを気に入ってなまはげのマスコットを
お土産に買って帰りました。